ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」: ビジネスで勝ち残るための13の教え

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2016年10月1日発売)
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今日のビジネスは、”強打”に溢れている。大口顧客が不満をぶちまけ、契約解除を申し渡す。一週間に1000個売れると見込んだ製品が10個しか売れない。客がツイッターで呟いて炎上したなど、枚挙にいとまがない。

但し、なぜドジを踏んだかは、どうでもいい。問題は、どのように回復するかである。

会社は苦境に陥ると、条件反射のように早期退職制度を実施する。そして、能力の高い社員がこの制度を利用して辞めていく。この行動は、やる気のない経営だ。苦境ら這い出すのは大変なことだ。それを優秀な社員抜きでやるとなると、無理に決まっている。

戦略プロセスを5つのスライドに凝縮できる。
1.競合他社の強み、弱みの分析
2.競合企業の最近の動き:製品、技術、人事など
3.同意時に自社はどうだったか
4.直近では何が起こりそうか、とりわけ心配な点
5.新旧の競合がひしめく中、ダントツ首位に立てるような戦略はなにか?どうすればあっといわせる勝利になるか?

イノベーションとは、ジョブスやエジソンのような天才が世の中を一変させる発明をすることだけではない。絶え間ない改善が、各自の責務として定義されて起こるものであり、継続的な通常業務の中であるべき。例えば、4半期決算業務を8日ではなく、6日で締める。3社ではなく、4社訪問出来るようにする、などもイノベーションになる。皆が動けば、インパクトが生まれる。

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感想投稿日 : 2018年10月8日
読了日 : 2016年12月3日
本棚登録日 : 2018年10月8日

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