アメリカでは、アップルやグーグルのようにイノベーションを生み出す企業が、日本ではあまり誕生しておらず、シャープのように一時は液晶で大成功を納めた企業も今では韓国、中国企業の後塵を配し、今や台湾企業の傘下である。また、日本企業のなによりの強みであった「信頼」というブランドも揺らいでおり、三菱自動車や東芝のように深刻なコンプライアンス問題が続発している。
その背景には、日本企業において、出来る人とみなされるのは、実は仕事を「さばくのがうまい人」だからである。そうした人たちが陥りがちなワナがある。
大量の仕事に忙殺されて、それを「どうやるか」だけを考えるようになっている。その弊害は、考える力が衰退することである。とうやるかだけを考えてさえいれば、当面目の前の仕事は処理され、会社は廻っていく。従来のやり方を転換し、イノベーションを起こさなければならない時は必ずやってくる。その時、考える力が弱ければ、新し勝ちなど生み出すことなどできるはずはない。
脱却方
問題が起こった時は調整ではなく、議論を戦わせる事が大切である。きちんとぶつかる力を身につける事が必要。そのためには、目指すものを共有することである。そっちょくな意見をぶつけあえば、お互いを理解するきっかけにもなる。相手の正直な気持や素顔を知るからこそ
信頼も生まれる。調整は、そういった意見の交換を封印することが多い。その場はうまく収まっても、問題は先送りされ、相手の不信感も募る。
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- 感想投稿日 : 2018年10月8日
- 読了日 : 2016年12月4日
- 本棚登録日 : 2018年10月8日
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