レーエンデ国物語 第二部
『月と太陽』
前作より約100年後のレーエンデを描いたこの物語。
今回は、ルチアーノとテッサを中心に物語が紡がれています。
銀呪病(ぎんしゅびょう)という風土病に悩まされ「呪われた土地」と呼ばれていたレーエンデ。
前作では、国全体に拡がるこの病も今作では、特定の地域だけのものに・・・(詳細は読んでのお楽しみ)
今作では、そのレーエンデが、圧政によって苦しめられています。
『レーエンデに自由を』を合言葉にテッサ達が革命を起こすのですが・・・
いゃ〜参りました。
物語に引き込まれ、寝食を忘れる程、没頭してしまいました。
見方、考え方、正義など、ついつい主人公目線で物語を追ってしまいがちになる読者を嘲笑うが如く、世の中そんなに甘く無いよ、簡単じゃ無いよ、って作者 多崎礼氏に言われた様な気がします。
テッサ達の革命がどのような結末を向かえるのか?
皆さんにも読んで、感じて貰えたら幸いです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月20日
- 読了日 : 2024年3月20日
- 本棚登録日 : 2024年3月14日
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