P.A.Odaとの戦いで損害を受けた武蔵は、有明で補修をおこなうことになります。正純は、伊達家、最上家、上杉家と上越露西亜(スヴィエート・ルーシ)が協調しながら聖譜記述の歴史再現をおこなってきた奥州との友好関係をきずこうとします。
ところが、会談に現われた伊達・成実(だて・なるみ)は、開口一番に武蔵との関係断絶を告げます。正純はこの不意打ちに対して、相互に外交官を派遣するという条件を提示し、将来へ向けて希望をつなごうとします。
そのあいだにも、P.A.Odaは上越露西亜の浮上島ノヴゴロドに対して攻撃を仕掛け、奥州三か国に対する圧力を強めていきます。さらに武蔵の内部でも、真田十勇士たちが隠密活動をおこない、武蔵にすこしずつ危機がせまります。
奥州編の序章となる一冊ですが、ストーリーが安定軌道に入ったことで、これまでのように世界観などの説明が過剰になることもなく、スムーズな滑り出しという印象を受けました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2022年1月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2022年1月7日
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