シリーズ最終巻。
相模に殺されたと思っていたセルシアとトキをアクセスが発見したことがきっかけで、フィンが堕天使となった本当の理由が明かされます。フィンはアクセスに正直な気持ちを告げ、この世から消え去ることを選ぼうとしますが、アクセスたちはそんなフィンを救おうと力を合わせます。
そこへ、大天使リルが姿を現わし、まろんは神のもとへと召還されます。神は、アダムとイヴが去ってしまった神の寂しさが魔王を生み出したという事実をまろんに語ります。やがて魔王は、まろんに託された神の最後の力を奪おうと、稚空を人質にとってまろんに決闘を申し込んできます。まろんは魔王の提案を受け入れて稚空を取り戻し、ようやく彼に本当の気持ちを告げることになります。そして決闘の日、彼女が戦う相手となったのは、誰にも心を許すことのなかった彼女自身でした。
エピローグでは、まろんと稚空、都と水無月の子どもとして、フィンとアクセスの2人が人間界に再生したことが描かれています。
最後の最後でストーリーがかなり大がかりなものに広がっていますが、まろんと稚空、フィンとアクセスの心情はブレることなくきれいに結末がついており、安心して結末まで読むことができました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少女コミック
- 感想投稿日 : 2014年12月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年12月12日
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