レムスに加勢することを決意した沿海の王国アグラーヤのボルゴ・ヴァレンは、沿海諸国に協力を呼びかけるため、ヴァーレン会議を招集します。彼らの尽力が実って、全会一致でレムスに協力することが決まりますが、その背後で、自由貿易都市ライゴールのアンダヌス議長の老獪な駆け引きがおこなわれていました。
さらに、ヴァーレン会議にモンゴールの間者ルグルスがもぐり込んでいたことが明らかになります。ルグルスは命を落とすことになりますが、その死に際に居合わせることになったイシュトヴァーンに、アムネリスへの密書を託します。
一方、亡国の王として名乗りを上げたレムスは、思うような戦果を上げることができず、しだいに焦りを覚え始めます。
このところリンダとイチャコラしているだけという印象のイシュトヴァーンが、ストーリーにおもしろい形で関わってきて、俄然彼に肩入れしたくなります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本の小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年11月1日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年11月1日
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