バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫 い 3-1-3)

著者 :
  • エンターブレイン (2007年8月30日発売)
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感想 : 66
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明久のロッカーに脅迫状が入れられていました。中身は、彼が学園祭のときにメイド服パンチラ写真と、「あなたの傍にいる異性にこれ以上近づかないこと」というメッセージ。一方雄二は、やはり学園祭のときに霧島翔子にプロポーズしている声を、何者かに録音されていました。彼は、翔子がこの音声を婚約の証拠にしようと考えていることに気づきます。明久と雄二は、犯人を探し出してほしいとムッツリーニに依頼したところ、2つの事件は同一人物の犯行であり、犯人は女性徒でお尻に火傷の痕があることが明らかになります。

明久たちは犯人を探し出すため、学力強化合宿で女子の入浴中を覗くしかないと決意し、それを阻止しようとする女子生徒や先生たちと戦いをくり広げます。

あいかわらずのバカバカしさと、キャラクターどうしのテンポのよい掛け合いがおもしろくて、サクサク読めます。何度返り討ちにあっても懲りずに覗きに出かける男子のバカさ加減をおもしろいと考えるか、単調すぎるのでもう少しストーリーにも工夫してほしいと考えるか、ちょっと判断がつかないところではありますが。

男、女、秀吉を問わずフラグを立てまくる明久は、やはりただものではないと感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2014年8月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2014年8月4日

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