アリソンIII〈下〉 陰謀という名の列車 (電撃文庫 し 8-11)

著者 :
  • メディアワークス (2004年5月10日発売)
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感想 : 66
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シリーズ最終巻。前巻で起こった事件の解決編です。

アリソンたちの乗った列車が何者かによる攻撃を受け、ヴィルとストーク少佐は列車に積載されていた対戦車用ライフルで応戦します。そんななかベネディクトは、ストーク少佐に対する不信感を強めていきます。さらにイーエンがとつぜんアリソンたちに襲いかかり、アリソンとヴィルは身を守るためにイーエンに銃を発射することになります。騒ぎを知ったストーク少佐とともにテロル氏の客室に踏み込むと、彼はすでに自殺していました。

最後に列車がリリアーヌという町に到着し、全員がそろったところでヴィルの推理が披露されることになります。エピローグは、次世代のリリアとトレイズへの引き継ぎになっています。

ストーリーよりもキャラクターの魅力の方が勝っている印象の作品でした。とくに前巻と本巻では、それまで以上にストレートにヴィルへの好意を示すアリソンの魅力が印象的です。同じ著者の「キノの旅」シリーズに比べると、よくも悪くもライトノベルらしい作品だと感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少年向けライトノベル
感想投稿日 : 2019年1月9日
読了日 : -
本棚登録日 : 2019年1月9日

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