第1話は、バレンタイン・デー回です。桜くんが、ドクロちゃんの作った「びんかんサラリーマン・ソーセージ」入りのチョコレートを食べてしまい、全身が敏感になってしまうという話なのですが、けっこうギリギリだと思います。
第2話は、桜くんたちが一家総出で花見に出かけて、ハルちゃんと名乗る着物姿の少女に出会う話。
第3話と第4話は、京都に修学旅行に出かける話。「京都太巻(ふとまき)映画村」で桜くんが迷子になってしまったり、「脱衣まくら投げ」で桜くんが大活躍したり、浴室で女風呂から聞こえてくるガールズ・トークを盗み聞きしたり、女の子たちが部屋に遊びに来ていっしょにUNOに興じたりします。
いずれも定番イベントで、物語もすっかり安定軌道に乗ったという印象です。それと、「あとがき」で時雨沢恵一が登場するのにびっくりしました。第2巻の既刊書紹介コーナーと言い、編集サイドも本シリーズの「問題作」っぷりに乗じていろいろやるなあと感心しています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2017年8月9日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年8月9日
みんなの感想をみる