奪われる日本 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2006年8月18日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 20

10年以上前の本ではあるものの、堤未果氏の「日本が売られる」にも同じような事が書かれている。つまり、関岡氏の観察・考察・危惧が正しかったのだと思われる。

親米保守=偽装保守に思えてくる。

『「政治はわかりやすくなければダメ」などというのは衆愚政治の極みであって、成熟した民主国家なら本来恥ずかしくて真顔で言えるようなことではない・・・説明責任も果たさず、ただ「イエスかノーか」という二者択一に矮小化して国民に信を問う、などというのは容認しがたい欺瞞行為である。「自己責任」の名の下に、最終的につけを払わされるのは我々国民なのだから。』という文は、現在も言えるし、年々酷くなってる気もする。



[備忘録]
年次改革要望書が示す米国の圧力
世界が羨む皆保険をなぜぶっ壊すのか
規制緩和論は民間業者の性善説が前提
トラブルに遭うとかかる膨大な費用と労力
談合はいつから犯罪になったのか
節度も品格も無き時代-小泉治世の総括-
M&A推進派はなぜ「日本」を売りたがるのか
事前調整型社会から事後調整型社会へ?
日米間の如実な非対称実効性

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年11月9日
読了日 : 2019年11月6日
本棚登録日 : 2019年11月6日

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