和田たんぽぽ読書会1月の会で感想を述べあう。
初めより登場人物が多く複雑なので、人間関係図(家系図を含む)を作ったという方が、何名かいた。また2回、3回読んだという方がいて、熱心さに僕は驚く。
最後まで読んでも、題名の「われ発見せり」にどこが結び付くのかわからない、という意見が出た。映画が先に制作された小説なので、映画を是非観たいという方がいた。
バスジャック事件が多くの人の運命を変えてゆく物語で、西鉄バスジャック事件(僕は覚えていない)を基としたらしい。結末は穏やかだが、暗い印象の作品だったという意見に、同意する方がいた。
僕は2/3くらいのページまでしか、読んでいないことを告げた。耐えられない程の苦しみを背負うと、人は死ぬか狂うか宗教に走るかする。しかし多くの人の苦しみの量は決まっていて、安楽と釣り合う、と感慨を先輩が洩らしたことに同意する。主人公のように、これでもかという程に災難が降るのは、珍しいと僕は述べた。これは小説だから、と応じる方がいて、僕も自分の人生とくらべてもいけないと、受け入れた。
40代の作者の作品で、この世界を描いたことは驚嘆する、と述べた方がいた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年1月15日
- 読了日 : 2020年1月15日
- 本棚登録日 : 2020年1月15日
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