上手な旅行記の書き方

著者 :
  • 心交社 (2006年5月25日発売)
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本棚登録 : 21
感想 : 5
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本書自体が読みづらかったのでやや説得力には欠けるが、
参考になりそうな点を拾い上げ。

***
・その場でメモを取る。
起こったことなどの描写とともに、自分が感じたことも書き残しておく。

・面白いところから書く。
出発から帰着までを日記風にダラダラと書きつづらない。
旅の中で最も感動した・印象のふかかった出来事を中心に据えた構成にし、書き出しの部分でその伏線を張っておく。

具体的には、旅のさなか――現地の光景や、そこで起こった出来事から書き始める。クライマックスの周辺の事象を描き、読者の関心を惹きつける。

・内省で締めくくらない。
現地で感じ、考えたことは、最後の一歩手前に持ってくる。最後の最後は軽いタッチで終わらせると余韻が残る。

***
しかし、この本はどうして読みにくいのだろう。
思い当たるのは、文章が「自分寄り」になっていること
(読者に心底役立ててほしいと言うよりは自伝・自分語り的なスタンス?)と、
段落がものすごく細かいこと(1文で1段落、が頻出)だろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用
感想投稿日 : 2013年1月17日
読了日 : 2012年12月29日
本棚登録日 : 2012年12月31日

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