地球温暖化とCO2の関連についての日本における通説に対してロジカルに反論している。
CO2の増加が温暖化の原因であるという主張は、最早勢力を失いつつあるようだが、他にも多くの嘘や欺瞞があることに驚かされる。と同時に、どうしてこんな滅茶苦茶な話が「事実」として広められたのかという疑問が湧いてくる。
本書の主張が全て真実かどうかはわからないし、どうかなと思う記述もあるが、環境問題を考えるにあたって、少なくともこういう意見もあるということは知っておく価値はある。同じく武田氏の著作である『偽善エコロジー』と合わせて、一読されることをお薦めする。
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- 感想投稿日 : 2019年1月3日
- 読了日 : 2009年2月5日
- 本棚登録日 : 2019年1月3日
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