ST青の調査ファイル: 警視庁科学特捜班 (講談社ノベルス コC- 14)

著者 :
  • 講談社 (2003年2月1日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 28

ドラマを少しだけ見てからの初今野敏作品・初STシリーズ。
思っていたよりもあっさりしていました。
MDが主流の時代にできた作品だからかもしれませんが心霊現象のオチも想像しやすく、
STのメンバーがもつ超人的な能力もごく自然に披露され、
事件がサクサク解決するのを百合根その他の面々がこりゃ驚きと褒め称える感じ。
STメンバーの心情はあまり描写されず、多くが百合根の推測として示されています。
特にこの事件を通してSTメンバーが成長したとか大きな心の動きがあったとかいう訳ではなく(彼らはいたって平常運転)、
百合根の社会人スキルが向上したぐらいかと。
検証作業などで捜査関係者の心を開く場面はありましたが、あくまで彼らとしては仕事の一環として普通にやっていることな訳で
凡人は能力が無い故にただそれを尊敬しなければいけないのかというひねくれた感想を持ってしまいました。
とはいえこのとってもすごいキャラを実写化したい・演じたいという人がいるのは納得だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年8月22日
読了日 : 2014年8月22日
本棚登録日 : 2014年8月22日

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