シリーズ6巻目。
前巻で詞子と雅遠がやっと結婚できましたが、今回、周りにばれてしまいました。
サブタイトルが「遠雷」だし、表紙の詞子と雅遠のイラストもなんか物憂げなので、何かあるかなぁって思ってたら、ここにきてとうとうです。
ばれたきっかけは、詞子の叔父でしたが、ほんと、詞子も周りには、二条中納言も含めて、ろくな人間がいないんだなぁって思います。雅遠の父の左大臣も、今まで二人の中には気付かなかったくせに、気付いたら、手のひら返したように執着する。嫌な大人です。
双方の親にばれ、左大臣は雅遠と保名を謹慎させますが、詞子を思い、今までふけなかった笛を吹く雅遠、ぐっと来ました。母宮にもその思いが伝わったらいいんですけど。
二条中納言は、ほんとうに人間として最低ですね。
強盗に押し入られた風に詞子を攫わせましたけど、いったいどこに連れていってしまったのか。
この巻、珍しく続きもので終わってますけど、続き気になります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ルルル文庫
- 感想投稿日 : 2011年1月8日
- 読了日 : 2010年12月12日
- 本棚登録日 : 2010年12月12日
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