桜嵐恋絵巻 ~遠雷~ (小学館ルルル文庫 み 1-12)

著者 :
  • 小学館 (2010年4月24日発売)
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本棚登録 : 211
感想 : 21
5

シリーズ6巻目。
前巻で詞子と雅遠がやっと結婚できましたが、今回、周りにばれてしまいました。
サブタイトルが「遠雷」だし、表紙の詞子と雅遠のイラストもなんか物憂げなので、何かあるかなぁって思ってたら、ここにきてとうとうです。

ばれたきっかけは、詞子の叔父でしたが、ほんと、詞子も周りには、二条中納言も含めて、ろくな人間がいないんだなぁって思います。雅遠の父の左大臣も、今まで二人の中には気付かなかったくせに、気付いたら、手のひら返したように執着する。嫌な大人です。

双方の親にばれ、左大臣は雅遠と保名を謹慎させますが、詞子を思い、今までふけなかった笛を吹く雅遠、ぐっと来ました。母宮にもその思いが伝わったらいいんですけど。

二条中納言は、ほんとうに人間として最低ですね。
強盗に押し入られた風に詞子を攫わせましたけど、いったいどこに連れていってしまったのか。

この巻、珍しく続きもので終わってますけど、続き気になります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルルル文庫
感想投稿日 : 2011年1月8日
読了日 : 2010年12月12日
本棚登録日 : 2010年12月12日

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