黒椿姫の優美なる謀略 (小学館ルルル文庫 あ 3-10)

著者 :
  • 小学館 (2014年3月26日発売)
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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父王を皇帝選挙に勝たせるべく、選挙権がある隣国の王ロディオンに嫁いで来たルシェリーゼ。自慢の美貌でロディオンを籠絡しようとするけど、ことごとく失敗。

白テントウムシとか追いかけてるロディオンに、ちょっとがっかりしちゃいましたけど、それは仮の姿。本当の彼は、ルシェリーゼが大好きなバルト大帝のような策略家で、こういうお馬鹿なフリしている腹黒さん、好きです。

ルシェリーゼに正体がばれてからは、公然とルシェリーゼを口説きまくってるロディオンにニヤニヤしちゃいました。

でもロディオンとルシェリーゼが二人で協力して敵を撃退したと思ったのに、そこもロディオンの策略だって分かったら、確かにかなり怒るかも。信頼されていなかったって普通は思いますよねぇ。まあ、怒ってはいても、そこはやっぱり好きだから・・。

葵木さんの作品は、やっぱり天界ものより、こういう素直じゃないヒロインが出てくる話の方が好きで、今回は椎名咲月さんのイラストとも合ってて、おもしろかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルルル文庫
感想投稿日 : 2014年4月5日
読了日 : 2014年4月5日
本棚登録日 : 2014年3月19日

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