マイクロサービスアーキテクチャ 第2版

  • オライリー・ジャパン (2022年12月2日発売)
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感想 : 5
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業務としてアーキテクティングをすることのある人間として、バイブルになるような本だった。
マイクロサービスアーキテクチャがベースだが、そうではない場合でも使える考え方が丁寧な例示とともに多く紹介されていた。
今後悩むことがあったら各セクションを見返す使い方ができそう。
情報量も多かったので、そうすることで身につけられるといいなと思った。

マイクロサービスアーキテクチャは、選択肢であって、どんな場面でも推奨される手法ではない。
また MSA の中にも色んな選択肢があるから、その時の状況や実現したいこと/課題感を元に多くの小さな意思決定を積み重ねて模索する必要がある。
全体を通して、本当に実現したいことを見極めること、小さく始めてフィードバックを得ること、が進め方として重要だと感じた。

個人的に印象的だったこととして、「プラットフォーム」の捉え方が変わった。
組織として正しいこと(セキュリティ向上の取り組みやログ基盤等)の実践を簡単にして、各開発者が本当にやりたいことに集中させるという目的なので、開発者を縛ることではなくむしろ自由にするための道具なのだと知った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月8日
読了日 : 2023年1月8日
本棚登録日 : 2023年1月8日

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