魔技科の剣士と召喚魔王<ヴァシレウス>6 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年7月24日発売)
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感想 : 1
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うーん・・・・つまらん。
ハーレムモノも主人公無双も大好物なんだけど、この作品はどうもダメだ。
好きな要素が色々集まってるのにイマイチ楽しめないのは、根本的な文章力や構成力が及第点に届いていないからなんだよね。
厳しい編集の元で「これでは使い物になりません」的な指導をしっかり受けていれば化けたのかもしれないけど、なぁなぁでおざなりなまま世に出てしまった印象。

ハーレムモノって大好物なんだけど、この作品の主人公のように節操がなさ過ぎるのもあんまり面白くないモンなんだなぁと教えられた。
たくさんの少女達が登場するんだけど、その扱いがいちいち軽い。
裸で抱き合い、キスまで交わして愛を交し合った次のシーンで、もう別の少女とのラブシーンがある。
と言うか、一通りのヒロインたちと節操なくいちゃいちゃしている。
いや、そういうのも好きなんだけど、案外この手のイベントって注意深くやらないと冷めちゃうと言うか、面白くないわ。軽すぎて。

前の感想でも述べたとおり、呪文詠唱もイマイチかっこ悪いし、戦闘シーンもワンパターンで盛り上がらない。
ダサい詠唱が無駄に繰り返されるだけの戦闘シーンなんて読み飛ばす以外に選択肢はないぞ。
この6巻の終盤で梁山泊とか新要素を放り込んできたけど、たくさんのヒロイン達と複数の勢力をまったく消化し切れていないのに、さらにキャスト増やしてどうするんだって感じ。
ぶっちゃけ、もうこれ以上先を読む価値は無いと感じた。

あくまでも個人的な妄想でしかないけど、この作者はもっと厳しくて腕のよい編集の元で時間をかけて作品を練り上げれば、化ける可能性はあったのではないかと。
現状、作者の好きな要素をなんとなく盛り込んで、なぁなぁな編集に送り出されてしまったって印象なんだよね。
いや、ド素人の印象なんだけどさ。惜しいし残念だけど、面白くない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2014年9月26日
読了日 : 2014年9月26日
本棚登録日 : 2014年9月26日

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