アリスのお気に入りシリーズ。
主人公はかわいらしい女の子のお話。
基本的には短編読み切りなのでとても読みやすいです。
今回はアリスと白羽の関わりがメインだったように感じました。
アリスが白羽のことが好きなのは明らかなんですが、イマイチ煮え切らない白羽さん。
でも、白羽は対アリスに対して煮え切らないだけなんじゃなくて、人間嫌いが高じて、大体何に対しても上手に向き合えてないような気がするので、仕方がないといえば仕方がない。
そんなわけで、小さい後日談のような話も入れれば全部で8つ話が入っているんですが。
主だった季節はクリスマスからホワイトデーまで。
アリスが白羽にプレゼントをする変わりに先に依頼を片付けようとしてみたり。
バレンタインにチョコレートを渡すはずが、とんでもないことに巻き込まれてしまったり等々。
ホワイトデーの話では、白羽はアリスに欲しい物を聞くけれど、白羽が考えた物がほしい! と言って、白羽が困り果てるという話がありました。
これこそ、アリスと白羽の関係を表す話で、とっても面白かったです。
二人の仲は相変わらずゆっくりですが、確実に白羽は変わり始めているので、このまったりペースの先がとても楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2012年12月26日
- 読了日 : 2012年12月26日
- 本棚登録日 : 2012年12月26日
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