自動車メーカーに勤務する里見は営業指導のため、郊外の販売店へと出向となった。
ところが、里見は営業所の中で孤立し、営業所をよくするための提案を行ったところ、逆に上司の反発を招き、2週間以内に車を1台売ることになった。
当初は、自分なりのやり方で頑張っていた里見だったが、営業成績一番である立浪に優しく慰められる。そんな立浪に連れて行かれた飲み屋の席で、里見は珍しく、酔いから失態を演じてしまう。
けれど、そんな失敗のさなかにどういう訳だか契約が一件取れて……という話でした。
どちらも大人の男で、仕事に関してはそれなりに高い目標意識を持っていて、それが故になかなか素直になれなくて、一度はすれ違う……という。
まあ、里見が人を疑わなさ過ぎるところはありましたが、「そういうところもかわいい」と立浪が言うのだから、それもまた長所なのでしょう。
タイトルどおり、大きな波はなく、素直に最初に相手に惹かれてハッピーエンド。
とても読みやすい小説だったと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(BL)
- 感想投稿日 : 2016年12月31日
- 読了日 : 2016年12月29日
- 本棚登録日 : 2016年12月31日
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