優しい優しいBL話。
スポーツメーカーに勤める千倉祥司のもとに、元サッカー選手だったという後輩が配属されることになった。
意外なことに自宅が近かったことで、千倉と真柴は交流を持つことになった。
きっかけは猫。
公園から帰ろうとしたに子供たちを帰らせようとしたところ、腕の中には子猫がいた。
真柴は強引に、ペット可であった千倉のマンションで猫をしばらく面倒を見ることを決めてしまうが、千倉は猫嫌い。
「自分も泊まり込みで面倒を見るから」という約束をした真柴に折れて、千倉はしぶしぶ猫を家に置くことを了承する。
それ以降も、猫を理由に千倉を訪ねてくる真柴。
そして、お互いに少しずつ相手の弱点や知らない顔を知っていって……
という話でした。
最初は「合わない」と思っていた二人が、お互いに相手の知らない一面を見て、「この人、やっぱりいい人かも」と思い出し。相手の弱いところにも気づいて、その弱いところをからかうとかではなく、そっとフォローしてくれる優しさがお互いにあって、なんだかとってもいい空気のBLでした。
自分の恋愛であれば、こういうパターンで好きと言ってもらいたい。という気持ちにもなるのでしょうか?
やわらかい、穏やかなBLなので、ぜひ、オススメです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(BL)
- 感想投稿日 : 2022年5月15日
- 読了日 : 2022年5月15日
- 本棚登録日 : 2022年5月15日
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