特捜司法官S‐A ― ジョーカー外伝 (1) (ウィングス文庫)

著者 :
  • 新書館 (2000年5月1日発売)
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本棚登録 : 60
感想 : 4
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 えーっと、まず最初に、この小説はBLではありません。
 ……とだけ、前置きをしておこうかな。

 秋津はちゃんと女の人が好きだし、話の途中に本物の「特捜司法官」が出てくるのですが、彼と何があるわけではなく、正直、かなり期待外れ。
 某書店のBLコーナーで買ったから余計に。

 でもまぁ、話自体はそれなりに面白かったです。
 けど、あくまでも話の番外編なので、深く突っ込むような描写がなく、ちょっと残念だったかなー。
 設定としてはかなりおもしろいと思うんですよね。

 人間だけど、人間じゃない役だけを専門に演じていて、ちょっと合成人間の気持ちがわかる。
 でも、本物の合成人間じゃないから、人間の気持ちもわかる。
 そういう人間が、合成人間でもある特捜司法官と交わる――。

 そうなったら、かなり面白い設定だと思ったんですが。
 割とこの話はサスペンス? 推理物? 的な部分を前面に押し出しているので、なかなかそこまで突っ込んだ話ではなく。
 ちょっともったいなかったなー……と、思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2011年11月11日
読了日 : 2011年1月6日
本棚登録日 : 2011年11月11日

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