略奪は愛をこめて (プラチナ文庫)

著者 :
  • プランタン出版 (2003年7月1日発売)
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本棚登録 : 192
感想 : 8
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 自分を引き取って面倒を見てくれた叔父のために、自らの身体を投げ出す覚悟を決めた春加。
 そして、そんな春加を、自分好みの身体に仕込むために、夜ごと激しく抱く門脇。

 まぁ、BLの王道とも言える展開だと思います。
 個人的には、そこまで嫌いではない話だったと思うんですが……。

 監禁陵辱……というには、もうちょっとソフトだったような気はしますが……。

 最後に春加が自分がどうするのか……を選ぶシーンがあるんですが……。
 えーっと、それでいいの?? と、思ってしまった。
 いつの間に、春加は恋をしていたのでしょう??
 まぁ、それっぽい描写がなかったわけではないんですが……それにしても、唐突な印象が否めない。
 割と、門脇の気持ちの方がわかりやすく描けていたような気はしました。

 恋に至る過程って表現するのが、とても難しいものの一つだとは思うので、しょうがないとは思いますが、それ以外は個人的に嫌いではなかったので、惜しいなー……と、思ってしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(BL)
感想投稿日 : 2011年10月10日
読了日 : 2010年7月19日
本棚登録日 : 2011年10月10日

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