民主主義の逆説

  • 以文社 (2006年7月15日発売)
3.75
  • (3)
  • (3)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 4
4

なぜいわゆる「中道」が勢力を伸ばしているのか、なぜ宗教原理主義とかが21世紀にもなって政治に絡んでくるのか、とか、ありがちな問いから、民主主義的な議論てあるんでしょうか、みたいな複雑なところへもっていってる。アリーナで闘技をするように討議する、そして排除されるひとがでないように誰でも「手続き」に対して異を唱えられる、というルールはどうだろうね、と提案してる。いいけど、どうやったらそういうふうにできるか、てのが問題だよね。集団の「内・外」の説明が差別や排除のメカニズムの説明として書かれているあたりが、考えるポイントになるだろうか。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 説明・教育・書くこと
感想投稿日 : 2007年5月21日
本棚登録日 : 2007年5月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする