日本文化の論点 (ちくま新書 1001)

著者 :
  • 筑摩書房 (2013年3月5日発売)
3.46
  • (14)
  • (59)
  • (72)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 650
感想 : 56
3

<夜の世界>から<昼の世界へ>を動かそう!変えていこう!
そういうメッセージが込められた一冊だと思います。
<夜の世界>と言っても、キレイなお姉ちゃんがいっぱいのキャバクラや夜の繁華街のことではなく、ここで言う<夜の世界>とはサブカルチャーや、ここ20年程で成長してきたネットを中心に繰り広げられる文化的世界のことです。
そうした<夜の世界>の持つ可能性や、現代日本をAKB48やニコニコ動画などを例にして語られています。

NHKのニッポンのジレンマで知り、はじめて手にした宇野さんの本です。
宇野さん独自の物の見方や考え方に面白いなと思い興味を持って読み進めることができました。
しかし、なかなか自分の理解力が及ばない部分もあり、もどかしくも思ったり。
この本の宇野さんの鎌倉幕府の例みたいに勝手にはじめていつの間にか一大勢力に。というのを今の僕を含めた若者はあらゆる分野、場面で目指していくべきだと思った

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2013年3月21日
読了日 : 2013年3月21日
本棚登録日 : 2013年3月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする