シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

制作 : NHK出版 
  • NHK出版 (2016年4月26日発売)
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本棚登録 : 78
感想 : 8
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レイ・カーツワイルは、指数関数的進化論者といった印象。
2002年頃に、スピリチュアル・マシーンを読んだような気がするが、そのときは、コンピューターが人間に近づく未来予想にワクワクしたもんだが、この本は、さらに逝っちゃっててw  人体3.0とかパーマンに出てきたコピーロボ的なお話がはいってたり。 石が持つ潜在的な能力の算出のあたりが入ると話が混乱してきて、読む気が落ちた。
唯一、腹落ちというか腑に落ちたと思えたのは、彼は単なる夢想家ってわけではなくて、将来の自分のビジネスをどう実行していくかを考えるにあたって、未来の予想を得られる(大量の)情報を基に考えてアウトプットしているだけなんだなと。

なので、この本が書かれた当時から、時が流れて見て、当たってたもの当たってなかったものがあるもの当然な話なんだけど、未来予想に基づいて、人の一歩先に手を打つビジネスの世界では、有益な人なんだろうと思った。

読んでいて、突拍子もないことを書くもんだなと思い、途中の流れは胡散臭いなとか、個人的には思ってしまうのだが、様々な情報を寄せ集めて予測してみるに、こうなる可能性があるかもしれないという気付きを情報の一つとして得られることに価値があるのかな。

未来を変えてやる!っていう真剣な思いの人が読むと、きっと非常に役に立つ本だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サイエンス
感想投稿日 : 2016年5月28日
読了日 : 2016年5月28日
本棚登録日 : 2016年5月6日

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