ネコババのいる町で (文春文庫 た 32-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1993年3月10日発売)
3.05
  • (1)
  • (4)
  • (11)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 10

1989年度文学界新人賞と芥川賞の受賞作。この年の候補作には荻野アンナや小川洋子も名を連ねている。彼女たちのその後の活躍に比べると、瀧澤美恵子はやや影が薄くなったか。もっとも、受賞当時すでに50歳になっていた。ここに収録された3つの作品は、いずれも地味ながら文学の味わいはある。選考委員達の玄人好みという感じもするが。どれもが、輝かしい人生からは限りなく遠いのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆日本文学
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2012年3月15日
本棚登録日 : 2013年9月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする