長崎文献社という地方出版社によって編纂、発行されている。こういったものを読むと、長崎というのは独自のしかも、かなり基盤のしっかりとした文化的土壌があることを痛感する。羨ましい限りだ。本書はシリーズの第1巻なのだが、ここでは長崎のキリシタン文化が、美しい写真や図表と共に紹介されている。編集はなかなかに丁寧であり、参考図書が掲げられているのもいい。また、巻末には「銘菓カスドース」などの広告が載せられていたりもするのだが、それさえも本書の雰囲気を壊さない配慮がなされているようだ。
読書状況:読み終わった
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☆江戸
- 感想投稿日 : 2013年9月25日
- 読了日 : 2012年10月10日
- 本棚登録日 : 2013年9月25日
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