約束してくれないか、父さん: 希望、苦難、そして決意の日々

  • 早川書房 (2021年9月2日発売)
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感想 : 5
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読むのに時間がかかった。

バイデン大統領が昔妻子を亡くしていたことは知っていたが、さらに息子さんまで病で亡くしていたとは。

副大統領という立場で、ウクライナ問題(当時からあった!)やイラク問題など常に緊張と決断を迫られる任務をこなしながら、膠芽腫と闘う息子や家族を支え、さらに期待される大統領選挙への出馬を検討するなんて、時間と体力と頭脳がいくらあっても足りない。
公職に就いていなければ息子や家族を優先したり、悲しみに浸ったりできるだろうに。それを思うとずしりと気持ちが重くなった。

バイデン家に限らず、アメリカでは家族が何よりも大事だという価値観なのかな。
ボーの闘病に両親や妻、子供はもちろん兄弟や従兄弟、叔父叔母などもかかわっていた。
弔辞を読んだのも父バイデン大統領、弟、妹、オバマ元大統領。
それぞれが家族みんなとボーの愛情あふれるつながりについて語っていたのが印象的だった。
日本の家族とは違う、バイデン家の結束と、それを公にする文化の違いが心に残った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月26日
読了日 : 2022年3月26日
本棚登録日 : 2022年3月12日

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