これもまたもやフランスから。既にフランスは音楽後進国ではなく、一周まわってトップを独走中で、相変わらずエレクトロシーンは雨後の竹の子のごとく膨張に膨張を続けている。今年のフジロックやサマーソニックがこういったユニットで占められているように、ロック的なダイナミズムやカタルシス/ディオニソス的秘儀が優勢な音楽だからだろう。勿論このPVでもわかるように、テクノを通過した部分対象関係の不気味さ〜断片化された元型イメージのもつ不気味さ/精神病的不安の世界はテイストとして濃厚だ。同時にジャンク・スカムほどに笑える。トランス神秘主義による安易な上がりを許さずに、音楽は更なる進歩を続ける。
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- 感想投稿日 : 2007年5月26日
- 本棚登録日 : 2007年5月26日
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