クリエティブの神話のウソを暴き出す。結局良い作品とは過去の作品の模倣である。
良いものを作りたいならたくさん読むしかない。インプットの量がその質を高める。もちろんたくさんの失敗の中にしか成功はないからである。出来ない人間は言い訳ばかりで為してないからだ。
とは言えこの本の良いのは、模倣にも工夫の余地はいくらでもあるということ。思いもかけないマリアージュは成功のキッカケになり得る。村上春樹の思い付きも、大好きな外国文学の文体で、日本の物語を表現するということ。スキはやはり強みの源泉だ。
話は変わるが、サイコパスなるアニメはフランケンシュタインのオマージュである。テーマソングが「名前のない怪物」である。ちなみに手術痕のあるゴツい登場人物は「怪物」であり名前はない。フランケンシュタインとは作った人の名前であると最近知った。
よく出来た作品は、骨太のテーマを持つが、これもその一例と言えよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年2月14日
- 読了日 : 2015年2月14日
- 本棚登録日 : 2015年2月14日
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