<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4769824041/houtouoperaha-22"><IMG src="http://www.h-opera.com/img/200506/2005061909.jpg" height="240" width="167"></A><BR>
そんなわけで太平洋戦争末期、極一部の例外を除いて軍全体が「特攻しかあるまい」という考えで一色だった状況の中、「特攻なんかしなくとも、きっちり戦果を上げてみせる」と主張し、実際にやってみせて文句を挟めない状況にまで持っていった部隊のお話。<BR>
稼働率が低くて使い物にならないと烙印を押され、各部隊で放置されていた「まともに動けば高性能機なんだけど……」を掻き集め、徹底した学習と訓練によって驚異的な稼働率を確保するんだから凄い。<BR>
そしてこの部隊の司令は特攻を完全には否定していないというところも、注目に値する。特攻が非人道的だからとにかく駄目だというわけではなく、そもそも特攻よりも効率がいい戦い方があるんだからそっちをやればいいだけのことだ、という考えなのだ。この辺が感情だけで動いてない切れ味の鋭さを感じさせる。<BR>
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カテゴリ:
軍事・仮想戦記関係
- 感想投稿日 : 2005年10月11日
- 本棚登録日 : 2005年10月11日
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