渋沢栄一が郷里の血洗島(深谷市)の豪農の子から、京都で一橋家の家臣となり、パリ万博の使節団などでヨーロッパの経済と文化に触れ、帰国後の明治政府での新政府の組織づくりを経て、野に下ろうとするまで、主人公がタイムスリップして共体験し、本人に師事したシブサワ・スピリットをもって、2014年から2058年までの企業活動や人間関係を振り返るというストーリー。
渋沢栄一のスーパーマン的活躍とその精神がどのように培われたのかが紹介されている一方で、それに学び、活かした主人公の苦難のサクセス・ストーリーということで、面白くかつ勉強になる。
ただ、教えとしては基本的な部分だけだろうし、小説としても都合よく時間が飛びすぎている感じがした。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年9月7日
- 読了日 : 2014年9月7日
- 本棚登録日 : 2014年9月7日
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