東大家庭教師が教える 頭が良くなる思考法

著者 :
  • 中経出版 (2010年8月28日発売)
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「結果が出ていることをやめない努力」「結果が出ないことをやめる努力「結果が出ることを始める努力」「結果が出ないことを始めない努力」これを極めること。


 アドラー心理学。仏教、そのへんでも言っているようなことがうまくまとまっている。説得力がある。

 変えられるのは自分だけ。だから自分を良い方向へ変えていかないといけない。


●知識と知恵の話が良い。そう思ってた。
●「本当にほしいもの」を見つけるために置き換えていく。スポーツカーは尊敬のまなざしがほしいと等しい。ならあらゆる方法で尊敬を手にすることを考えるべき。こういう思考の転換が大事。これ大事。
●書き出すトレーニング。「ほしいもの。したいこと。善とは。悪とは。etc…」という一問一答に即答できるようなトレーニングをしてみる。意外とできない。日頃から考えていないから。これは他人にやらせたい。
●ルールは再現性を大事にする。この再現性って理解してる人少ないよな。他人にアドバイスすることも自分で再現性が取れてることじゃないとダメだよな。だから経験談は危険なところがある。再現性が低いから。
●コントロール内のことだけをやる。これすごい。本当にそう。実は自分のコントロール下のことってわかっていない。大概挑戦というと勇み足でアウトオブコントロールなキャパオーバーなことに手を出しがち。そうじゃないスモールステップを大事にする。
●行動することで悪い感情を消す。行動療法だね。小さなことから克服していく。意外と大したことない、自分がビビってただけだと気づくのが大事。
●間違ったルール作り5。。。①勘違い②条件不足③条件過多④堀下げ不足⑤妄想 
●正しい思考のための「心の壁」の大切さ。そう。心の壁がないと他人の意見に惑わされる!心の壁を取り払って…なんて戯言だ。壁にドアがついてればいいんだから、きちんと心の壁を作ることも大事だよ。
●エネルギーの使い方が一番大事。「エネルギーは一点集中」「火事場のバカ力は非常用だから常用しない」

 一番大事なのはエネルギーの一点集中のトレーニングだろうな。人間はどうしても気をそらしてしまうし、欲張って二兎を追う。マルチタスクなんてしないほうが良いのだろうな。反省。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2017年11月25日
読了日 : 2017年11月25日
本棚登録日 : 2017年11月25日

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