アメリ

  • リトル・モア (2001年10月1日発売)
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本棚登録 : 1260
感想 : 201
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日本人で配役するなら能年玲奈をアメリにするね。そういう物語。展開の跳ねっぷりが小気味よい作品だった。


 アメリの日常を描くんだけれど、各章の始まりがうまくつながらなかったり、飛び飛びだったり。とてもよい。

 平凡な日常のみずみずしさ?ちょっと変わった人同士の温かいつながり?何でもないことが価値になる?

 そんなよくある謳い文句を凝縮したような作品。だからスゴイ。よくそれを凝縮できたな。いや、凝縮って言っても、味は濃くない。さっぱりしている。だからよい。


 人ってそんなに感動しなくてもいいのかも。それでも幸せなんだから。そういう軽いおはなし。ふかい。 


 これが恋愛小説なら、深いって言って通ぶれる。

「君がいなければ、僕の今のこの思いは、 ただ過去の感動の抜け殻に過ぎない」

 あと、p117の挿絵をみてほしい。Orange100%の挿絵。これ、顔文字にしか見えへんで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年12月15日
読了日 : 2017年12月15日
本棚登録日 : 2017年12月15日

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