二十代の頃に、まだボーイフレンドさえいなかったにも関わらず、結婚する前に仕事で早く結果を出さなくては、とひどく焦って働いていたことや、
職場のオジさんにかわいいコとして扱われることに憤慨し、傷ついていたこと、
立場として当たり前の意見を年上の男性に言ったら、気分を害されてその後冷たく当たられたことなどを思い出しました。
こんなことは、もう古い日本企業でしか経験しえない事だと思っていたのに、アメリカのエリートである著者が近しい経験をし、また、同じように感じてもいたことに驚きました。そしてそれを乗り越えて、自分らしくキャリアを築いていることに尊敬の念を抱きました。
古い世代からの女性差別に傷ついているなんてバカらしい、「気持ちを切り替えて」「一歩踏み出す」勇気をもらいました。
著者がパートナーと築いている関係も本当に羨ましいと思います。日本で彼のような男性を見つけることはかなり難しいいのではないでしょうか。
文中に、世界の現状を表すデータが数多く出てきましたが、その際の日本の数字は大体悪いことや最低レベルを表すものとして取り上げてあります。
そんな日本での女性が働く環境は推して知るべし、です。
私自身にも言えることですが、女性はまだ起きてもいないことを心配して取越し苦労をしたあげくに自分で自身喪失してしまったり、自分で範囲を限定してしまうことが多いのだと改めて気づかされました。
自分で自分を強く勇気づけていこう、自分で自分の可能性をせばめないようにしようと思います。
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- 感想投稿日 : 2019年4月30日
- 本棚登録日 : 2019年4月14日
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