ピルグリム〔1〕 名前のない男たち (ハヤカワ文庫 NV ヘ)

  • 早川書房 (2014年8月22日発売)
4.08
  • (59)
  • (75)
  • (33)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 463
感想 : 59
3

最近翻訳ものサスペンスばかり読んでいて頭の中がごちゃごちゃしてきた。何も考えずにとにかく楽しくワクワクハラハラして読める本と思って選んだこのシリーズ。全3巻だけど文字?行間?が大きいので思ったよりボリュームはないと思う。第1巻はほとんど登場人物の紹介。だれそうなものだが、それぞれの人生に重みがあって思った以上に読めた。しかし次がどうなるのかという期待感はないので時間がかかったのも事実。後半になって〈サラセン〉に動きが出たところから大きくストーリーが動き出したので、あと2巻が楽しく。ただ少し説明的すぎるところがあって長く感じる所と、逆にもっとじらせばいいのにすぐに結論にいってしまうところがあって、なんだか少し残念。広げたふろしきをどのように上手にたたんでいくのか、期待と少し不安の残り2冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年3月10日
読了日 : 2015年3月7日
本棚登録日 : 2014年11月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする