全体的に良かったと思う.ただ,3巻まで読み進めてみて,本作は話によって当たり外れが激しいという特徴を有しているな――と感じた.無論,個々人の好みの問題ではあるのだが,第39話:「果報は寝て待て」などは,姫子の夢の話であるが,シュルレアリスムへの傾きが強すぎて私は全く受け付けなかったし,他の話と比べても異質であったと思う.その他の話はどれも愉快に読めただけに気になった点である.
蛇足であるが,第33話で登場した“セガール”が普通に共通語を話していたのが,第36話で再登場の際にはスティーブン・セガール本人よろしく,関西弁風の喋り方に変わっていたのが印象的であった.この間に作者に何かあったのだろうか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2013年9月14日
- 読了日 : 2013年9月14日
- 本棚登録日 : 2013年9月3日
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