週末に大学の傾聴セミナーに参加する予定なので,その予習として読んだ。
内容としては,前半は心理学の基礎事項が簡単に説明されており,
後半は傾聴についての基本姿勢と実践的な技術が具体例を通して解説されている。
これ一冊でカウンセラーのような傾聴術が身につくわけではないが,
教育・介護・看護などの様々な現場で参考になる”話の聴き方”を学べると思う。
読み終えて感じたのは,話をただ「聞く」のと「聴く」とでは大きく違うということだった。
本書にもあるが,「聞く」は声を音声として耳で捉える様子を意味し,
「聴く」は耳を傾けて声だけではなく”心”も通わせる必要がある。
話し手がどんな思いでその言葉を口にしたか,文字通りに受け取るだけでなく,
相手の心の声も意識して話を聴く大切さが分かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心理学・精神
- 感想投稿日 : 2017年9月21日
- 読了日 : 2017年9月21日
- 本棚登録日 : 2017年9月19日
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