サブタイトルが「ひ弱な途上国」の仮面を剥ぐとあるように、中国は「ニセモノ」がビジネスチャンスを生む金の卵になっているのでなかなか減らない。
著者によるとニセモノがなくなる日はやってこないと述べている。その理由は、中国人自身にニセモノが悪いと思っていないし、ニセモノで潤っている共産党の地方幹部がおいしい思いをしている限りニセモノをなくそうなど夢のまた夢だからだ。
ゴッホやピカソの贋作は言うまでもなく、果てはレンタル恋人や人工処女膜などというものまで登場している。ニセモノビジネスに陰りがみられる気配がない。
ニセモノビジネスがどの程度の経済規模なのか気になるが、なかなか表に出てはこないだろうなあ。
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- 感想投稿日 : 2016年4月16日
- 読了日 : 2016年4月16日
- 本棚登録日 : 2016年4月16日
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