体を壊す10大食品添加物 (幻冬舎新書)

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  • 幻冬舎 (2013年3月29日発売)
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 人工着色料で厚化粧した「ケバイ」ドーナツや、ジュースは体に悪いので摂らないようにしていたが、身づくろいして店頭に並んでいたのはドーナツだけではなかった。真っ赤に燃えた太陽並みに赤い福神漬けもそうだ。モクモク羊は、漬物を食べないので色は気にしない。

 しかし、著書と呼んでいてショックを受けたのが、ドライフルーツだ。たまに買って食べているので、亜硫酸塩という食べ物を漂白するための添加物が入っていると書かれていて、思わずムンクの叫びのようになった。まさか、そんなものを使って薄化粧していたとは、まさかという名の坂はここにもあったか。今度から気を付けて買おうかな。色鮮やかで妖艶なドライフルーツには注意という事か。

 臭素酸カリウムと言う物質は、発がん性物質で体には良くないとある。そんな物質を微量とは言っても使っている製品がある。それは、あのランチパックだ。今まで気づきもしなかった。

 コンビニやスーパーの揚げ物にも注意した方がよいと述べられている。その理由は、同じ油を何度も使っているために、油の質が悪くなり結果として腹がごろごろ鳴る悲惨な目にあう。

 貯めてうれしいものは、お金とポイントぐらいなものだ。いくら、添加物を体に貯めても換金できるわけでもなければ、商品と交換してもらえるわけでもない。ただ、体をむしばんでいき、医療費がかさむ一方、人生の幕引きを苦しみながら終えるといういやなおまけつき。

 食品を手にするときはあのマルサの女のごとく厳しい目でチェックする必要がある。

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感想投稿日 : 2013年4月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年4月28日

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