河鍋暁斎暁斎百鬼画談 (ちくま学芸文庫 ヤ 19-1)

  • 筑摩書房 (2009年7月8日発売)
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 今、渋谷にあるBunkamura THE MUSEUMで開催中のこれぞ暁斎!を先週、見てきた。
 
 
 
 今回初めて見たが、暁斎の絵は遊び心があっていい。鳥をテーマにした浮世絵や、「動物の曲芸」に見られるような面白い動物の姿、幕末・明治にかけての時代の移りかわりを描いた絵、鍾馗の戯画など。
 
 
 
 このコレクションは、イスラエル・ゴールドマンと言う世界屈指の暁斎コレクションで有名な方が所有している作品を展示。暁斎の弟子の中にジョサイア・コンドルと言う方が弟子になったというくらい外国では有名だった。どうも日本では、忘れ去られている存在になっていたが、こんな絵を描く人がいたとは。
 
 
 
 そんな暁斎ワールドがコンパクトにまとまった形で手に取ることができるのが今回の1冊。
 衝撃を受けた絵は、「開化放屁合戦絵巻」だ。18ページに掲載されていて、あの百鬼夜行絵巻のパロディー。ここまでくると笑うしかない。暁斎無双と言ってもいい。
 
 
 
 日本にこんな人がいたとは今回の展示まで知りませんでした。収集していたのが外国人とは。良さを理解するのに何人かは関係ないか。
 
 
 
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/
 

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感想投稿日 : 2017年10月7日
読了日 : 2017年3月31日
本棚登録日 : 2017年10月7日

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