三越350年: 営業革新と挑戦の歴史

著者 :
制作 : 宮副謙司 
  • 同友館 (2023年8月7日発売)
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日本を代表する百貨店といえば三越。




その三越は今年で創業350周年を迎えた。




長い歴史の中にさまざまなことが詰まっている。




日本橋本店の歩み、地方や海外での展開、戦前の取り組みとしての食堂、広告戦略などいろいろな角度から三越を見ている。




三越と同じような百貨店と思われるのが高島屋だ。




著者は両者を比較している。




高島屋は、東西の大都市のターミナルに総合型百貨店の大型店舗を複数構え、地方都市に都市型上質MDストアを、大都市郊外SCにもテナントを出展を複数試みるなど店舗戦略がしっかりしている。その後も店鋪閉鎖がほとんどなく着実に店舗運営がしっかりしている。





それに対して三越は、店舗戦略が体系的でなく、店舗運営で失敗している事例があるという評価をしている。





今の百貨店業界の厳しさからは、かつてパリに3店舗あったなんて信じられない。





西武百貨店池袋本店を見れば分かるように、厳しさを増しているが、これからどうなっていくのかな。

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感想投稿日 : 2023年8月27日
本棚登録日 : 2023年8月27日

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