「自然科学界の六法全書のようなもの」というどこかで見た文句に惹かれた。そしてついに去年買ってしまった。
はっきりいって意味のわからないことばかり書いてある。そんなしょっちゅう見る本でもないし、たまにつまみ食いする程度だ。しかし持っていることが嬉しい本である。自分の知らない世界についてこの書の中にぎゅっとまとまっている雰囲気がよい。分厚いが文庫サイズなのもまたいい。
「日本のおもな山」という箇所をふらっと読んでいたら「天香久山」と書いてある。百人一首の持統天皇の和歌に出てくるあの山だ。子供の時、百人一首が好きで全部覚えたものだった。子供の時にあるいはこの山一覧を見ていたら、「ああ天香久山だ」と思って、他の山まで覚えようとやっきになっていたかもしれない。
それにしてもこの平成22年版は何か大学受験の赤本みたいな雰囲気がする。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
辞書・事典
- 感想投稿日 : 2011年10月17日
- 本棚登録日 : 2011年10月17日
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