教養としての上級語彙: 知的人生のための500語 (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社 (2022年11月24日発売)
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本棚登録 : 245
感想 : 22
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難しい言葉をひけらかしたくなる衒学趣味
 一番不便なのは、ダウンロードしないと索引を使へないこと。語彙集としては欠点中の欠点。
 内容としても、てっきり斟酌とか剴切とか蓋然性とか、あまり使はないが有用な言葉が載ってゐるかと思ひきや、濫觴だの耳朶だの、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやだの、いつ使ふの?といふ文学的な言葉が多い。いくらボキャ貧でも、こんな単語は無用の長物である。もっと本書でいふ「使用語彙」を増やしたらどうか。
 読書猿はこの本を書評してゐるが、こんな上級語彙を使はずにわかりやすく物事を伝へることを基本にしてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月19日
読了日 : 2023年1月19日
本棚登録日 : 2023年1月19日

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