IQとはなんだ? と思い手に取った本。
ハッキリ言えることは自分はIQ***と語る人はよくわかってないってことだけだ(笑)
IQとはなにか? という問いの前に、知能とはなにか? それを図る方法はあるのか? と様々な問題がそびえている。
知能とは何か」を定義しようにもすぐに「何を知能と呼ぶか」という問題にぶち当たってしまうし、「それをどう測るか」という方法論によっても「知能」は異なる姿を見せる。
IQテスト自体も進歩しているし知識の総量・レベルは右肩上がりに発展しているので20年前、10年前のIQテストをいま実施するとIQは10~15ほど高く出るという。
この本は知能とはなにか? という問題を真剣に考える学者による学説を総論として書かれたものだろう。
そういう意味では真摯で読み応えがあるけれど、掲題のような疑問を抱いた人には煙に巻かれたような印象も覚えるのではないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2020年2月2日
- 読了日 : 2020年1月31日
- 本棚登録日 : 2020年1月31日
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