IQってホントは何なんだ?

著者 :
  • 日経BP (2007年8月9日発売)
3.14
  • (4)
  • (7)
  • (19)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 126
感想 : 21

IQとはなんだ? と思い手に取った本。
ハッキリ言えることは自分はIQ***と語る人はよくわかってないってことだけだ(笑)

IQとはなにか? という問いの前に、知能とはなにか? それを図る方法はあるのか? と様々な問題がそびえている。

知能とは何か」を定義しようにもすぐに「何を知能と呼ぶか」という問題にぶち当たってしまうし、「それをどう測るか」という方法論によっても「知能」は異なる姿を見せる。

IQテスト自体も進歩しているし知識の総量・レベルは右肩上がりに発展しているので20年前、10年前のIQテストをいま実施するとIQは10~15ほど高く出るという。

この本は知能とはなにか? という問題を真剣に考える学者による学説を総論として書かれたものだろう。
そういう意味では真摯で読み応えがあるけれど、掲題のような疑問を抱いた人には煙に巻かれたような印象も覚えるのではないか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2020年2月2日
読了日 : 2020年1月31日
本棚登録日 : 2020年1月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする