鮎川哲也賞受賞作。この賞の受賞作にハズレなし。そしてこの作家さんは、前年に本賞の最終候補になっていたことを思い出した。
妻の先祖・竜泉家の人々が殺害され、その後の土砂崩れで一族のほとんどが亡くなった「死野の惨劇」の真相を解明することが、瀕死の妻を救うことになる。主人公は密室殺人のトリックを解明できるのか? アルフレッド・ベスターもどきのSF設定が盛り込まれていて面白い。SF色は強めかも。そして最後はじんわりと。こういうラストは好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2021年3月11日
- 読了日 : 2021年3月11日
- 本棚登録日 : 2021年3月11日
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