英ブッカー賞受賞作家の本邦初訳ということで購入。
14世紀イングランドが舞台ということで、日本人にとってはドラクエ的なイメージが時代背景として思い浮かぶが、ペストが大流行していたるところ死屍累々。
情景描写が丹念でリアルなので、臭いまで伝わってきそう。こんな不潔な場所と時代にはまず行きたくない、と思ってしまう。
それはさておき、中世の仮面劇が人間の隠れた欲望や罪を暴き出す、その課程がひとりのダメ修道僧を通して描かれます。
物語にはすんなりと引き込まれるので、最後までぐいぐい読めました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2008年8月19日
- 読了日 : 2011年8月17日
- 本棚登録日 : 2008年8月19日
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