大日本サムライガール 3 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 講談社 (2012年10月16日発売)
4.10
  • (18)
  • (18)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 153
感想 : 12

"大日本サムライガール 3"至道流星著 星海社FICTIONS(注意:2012/10/16発売)

目的は政治の頂点、手段はアイドル――。マスコミ、公安、機動隊から監視されるなか、代々木競技場で開催された日本大志会・第一回党大会。憲法改正、国防戦略、社会政策……高らかに演説する神楽日毬は党大会の最中、一人の男の才覚を見出だし、大志会隊員として抜擢する。
芸能活動では朝霧家の縫製工場を救うため、日毬がプロデュースするブランドビジネスを、由佳里が主導する蒼通がメディアの力を見せつける!!
全てが順調に進むと思われたなか、日毬の身に異変が……。

・・・党大会で社会保障や軍事面の具体的な政策が示されたということで大きな進展のあった一冊でした。が、”日本のため”に各種経験を積んだ佐々倉壮司のような逸材が日本大志会の中枢部に入り、ひまりプロも手伝うというのはさすがに都合がよすぎるかな?(笑)

中盤は日鞠プロデュースのブランド展開。
日鞠のスケッチをゴーストデザイナーの川上がデザイン化。それを朝霧千歳の実家、ステッチライン社で縫製、資宝堂出資の店舗で販売。
そうした一連の流れを蒼通が全力プロデュース!!

力押しのプロデュースはもう古い!!(過去の失敗例の一つに”セカンドライフ”が上がってました。(笑))
最初は”さくらにさくらと感じさせず販売協力させる”という作戦で。
その後も各種戦略がブランドをお仕上げて行きます。

最初はゴーストデザイナーが全てを、との話だったのですが、まぁ、日鞠の性格ではそれは許されない。
日鞠自身が服飾の勉強をし多数デザイン画を作成していきます。
その真摯な姿勢に打たれた、デザイナー川上の言葉もかっこよかったですね。

が、それだけ力をいれた日鞠の負担は凄まじいもの。ついに身体に異変が。
ここで今回表紙の凪紗が力を添えます。
”なのである語”・・・とか。(笑)

・・・次巻は冬発売予定。(2012年12月予定にはないので2013年の1月か2月か。)予告は”神楽日鞠に最強のライバルアイドル出現ー!?”

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 星海社FICTIONS
感想投稿日 : 2012年11月8日
読了日 : 2012年11月8日
本棚登録日 : 2012年11月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする