ドック・レスキューとして活動しているエイミーは、その夜、不思議なゴールデン・レトリーバーを助ける。
それは、彼女の過去と、彼女の恋人の過去が、交錯する恐怖と奇跡の始まりだった。
全く無関係だったものが絡みあって、全体図が見えたとき、愕然とする。予想できたものであると思うのに、震える。
それは、奇跡を信じる心なのだと思う。
人の中の善なるもの全てを信じ、それに答える犬という無垢な存在に、それが存在するという奇跡に、感謝し祈るということなのだと思う。
最後の展開は、確かにちょっとね、という部分があるのだが、もうそんなのどうでもいい。この奇跡の輝きだけ信じていれば、なんか生きていける気がする。
そういう物語です。
読書状況:読み終わった
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翻訳作者名 カ~コ
- 感想投稿日 : 2010年6月27日
- 読了日 : 2010年6月27日
- 本棚登録日 : 2010年5月27日
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